実はこのクルマ、卓上セッティングの段階から問題があってちょっと萎え気味だったのですよ。
問題その1
この仕様は配置の関係上、後輪の動きに対してダンパーの動作量が少ないのです。
静止状態。
ピッチング方向にいっぱいまで縮めた状態。
ダンパーは有効ストロークの半分も動いていません。ロール方向も同じく。この仕様のダンパーにはロール方向の減衰制御を行うことを期待しているのにこれでは効率が悪い。
対策としては固めのオイルを使うことになります。もともとロール方向にスプリングを持っているのでロール速度を規制するにはオイルは固めに設定する必要があるのですが、今回は構造的欠陥をカバーするために更に固くする必要がありそうということです。
問題その2
1G状態でダンパーが伸びきっているとロール方向への作動が不自然になってしまいます。上から見ればわかるのですが、たとえば後輪を右にロールさせようと右のダンパーは縮みますが逆側のダンパーは少し伸びないと平行にロールしません。ダンパーの伸びしろがないとロールの動きを規制してロールと共に後輪は斜め上に動いてしまいます。
対策としてはダンパーにリバウンドストロークを確保しておくこと、具体的には短いスプリングを使用し、プリロードはかけないということになります。
あと、今回はタイヤではセッティングをしないことにします。015用にタイヤを削っても寿命が短いため、なんとか小径のLM用前輪ポン付けで走るようにしたいからです。
以上を踏まえてタム尼に走らせに行って来ました。
オイルは手持ちの500番を入れて行ったのですがすかーんとロールしてそのままコケる。ダンパーが効いていない感じだったので1000番を入れることに。この段階でTバーは樹脂からFRPに変更。少し踏ん張る感じになったがまだロールを抑えきれていない感じだ。スプリングが少しやわらかいのかも。
ここで試しにスプリングにスペーサーを入れてプリロードをかけてみた。2枚入れるととたんにヘンな挙動を示す。スロットルオンとオフで極端にハンドリングが変わってしまいとても扱いにくい。スロットルを入れた状態ではやや安定感が増した感じだが抜くと急激にイン側に切れ込む。おそらく先に挙げた問題その2がクルマの挙動に現われていると思われる。
スペーサー1枚では極端に切れ込まないがスロットルオフで想定したラインの内側に入ってくる。しかもやや不安定。
これはダメだ。
ここで小休止。リンクカーを持ち出してきてしばらく遊ぶことに。
フロントサスはまだダブルウィッシュボーン化してません_| ̄|○
前回のくずは用旋回性重視セット(リアサイドダンパーやわらかめ)のままだったがハイグリップなここでは不用意にスロットルを抜くとコケる。グリスをタム尼用のミディアムに変更すると自然な感じになった。ロール減衰調整は効くなぁと再認識。
夕方になって再びツインダンパー車の詰めを再開。
リアのスプリングを外してよく見ると自由長が長い。MM用のようだ。
そこでRM用のハードを入れてみた。
これでクルマの挙動は自然な感じになった。コーナーでも結構踏ん張ってくれている。スプリングをミディアムに変更するとややロール量が大きい感じがしたのでハードの方がよさそうだ。
とりあえずリア周りはこれで一旦完了、これに合わせてフロントサスを設定することに。
こんな感じに落ち着きました。
Taguのタワーバーを入れるとアッパー側の高さが変わるのでスペーサーは多めに入れてます。
話が前後しますがリバウンドストローク確保のためにダンパーエンドを少し伸ばして調整してます。
いろいろと対策は必要ですがセットを詰めればフリクションダンパー車並に走るレベルまで持ってくることは可能だと思います。
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